夫婦であっても、恋人同士であっても、なかなか自分の気持ちはわかってくれないものです。
なぜないら、所詮他人だから。
育った環境も違うし、性別も違う。
でも、長年いっしょに暮しているんだから、わかってもよさそうと思ってしまう。
「なんだ言ってくれればいいのに」
「言ってくれないとわからないよ~」
そうは言っても、正直なところ細かいところまではよくわからないのが人であります。
では、自分のことを一番よく知っている人は誰でしょう?
それは、自分自身。
当たり前と言えば、当たり前なんですけどね。
そこで結論から言ってしまうと、相談相手を自分自身にするというのが、一番ストレスなく相談できる相手です。
ただし、自分自身を相談相手にするには、ちょっとしたコツがあります。
やみくもに一人で悩んでいたら、返っておかしくなってしまいます。
今回は、そんな自分自身を相談相手にするちょっとしたコツをお伝えしようと思います。
自分自身を相談相手にするコツ
自分自身を相談相手にするコツとは、もう一人の自分を設定し、対話することです。
もう一人の自分に名前をつけて、語ってもいいですね。
では、なぜもう一人の自分を設定し対話する必要があるのでしょうか?
それは、冷静かつ客観的に自分を見れるからです。
一人で腕を組んで考えたところで、いつも結論が出ずに堂々巡りだったってことはないですか?
これは、自分自身を客観的に見ていないから起こることです。
感情にまかせず、対話をしてみると、気持ちがすっきりし、自分自身が本当に求めている答えを導きだしてくれます。
こんなことがありました。
最近、なぜか仕事の問い合わせがかかってくることが多い。なぜなんだろう?
母親に聞いてみました。
すると、彼女の答えが、それはコロナで不安が煽られているからとの答えでした。
いやいや、コロナは2年前くらいからあって、ここ2週間ほどの間で電話が多くなったというのとちょっと違います。
母親は、82歳だから、自分の関心事から推察したことであって、それは、私の求めている答えではありませんでした。
結局、人に聞いたところで、真意はわかりません。結局のところ、経験則でしか答えられないので、その人の経験値がものを言います。
まあ、直接電話相手から聞けば、いいんですけどね。今回の話の場合は。
ただ、もう一人の自分との対話をした中では、ファクトを羅列し、関連性を求めればおのずと近い答えは出てくるとの結論がでました。
ファクトは現在の環境ファクト要因のことです。
コロナ陽性者がオリンピック以降増えた。8月の末で、中間決算期。気温が高い日が続く。家にいることが多いので暇(余計なことを考える時間がある)。日経平均が徐々にではあるが、3万円代に近づいている。アフガニスタン情勢、台湾情勢、尖閣、対中国問題、コロナの収束が近い。コロナ後のことを予測などなど、上げていけばその事象との関連性からどうも、わかりそうな気がします。
尊敬する過去の偉人と対話してみる
尊敬する過去の偉人と対話してみるというのも、自分なりの答えを見つけるのに役立ちます。
例えば、さっきの例でしたら、織田信長だったら、この事象をどう分析しただろうか?と。
織田さん、織田さんでしたら、どうして電話が急にかかりだしたと思いますか?
それには、必ず理由があるはずだ。
まず、時期的に世の中はどうなっているのか?
人の心はどうなのか?
かかってくる時間はどうなのか?
それをリサーチする道具はないのか?
効果的に探す手段はないのか?
日本人の気質はどうじゃ?
それを全部掌握したのちに、考えをだしてゆき、マイナス要因を削っていけばおのずと答えがでるのはないかな。と言ってくれるかもしれません。
昔の人は、よく偉人の伝記を読むようにと言われました。
それは、考え方を理解するには参考になります。
今だったら、スティーブジョブスだっていいかもしれません。
ただし、スポコンものの漫画は、ちょっとダメです。
なぜなら、苦しんで頑張れば、花が咲くというもの。
読み物としては、気持ちが高まるし、すっとしますが、現実とちょっと違います。
皆、苦労して苦労して今に至るみたいなことですが、当人はいたって苦労したと思ってる人は少ないのです。結局のところ、好きだからやってこれたというのが本音の部分だと思います。
好き=使命感
これだと思います。やみくもに苦労したところで、目的がはっきりしていなければ、単なる苦労損。
夢があるから頑張れるんですよ。
頑張るから夢が達成するわけではないんです。夢が先なんです。
ちょっと話がずれましたが、過去の偉人と対話するというのは役立ちます。
偉人伝の読み方は、ストーリーよりも行ってきた結果があり、どうしてそうゆう考えに至ったかを考えながら読むのが効果的です。
事実だけ知りたい読み方をするには、以前書いた記事が参考になるかと思います。
まとめ
自分が抱く疑問を解決するには、もう一人の自分と対話することが有効。
尊敬する人や過去の偉人が自分の目の前にいるとして、その人と対話をするともっと深い解決策が得られる。
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